放射線治療を辞めたそのワケは
50歳になって同時多発生大腸がんで直腸とエス状結腸にがんが見つかり直腸から40センチほど切除しました。
直腸を切除して小腸にストーマを8ヶ月間装着して抗がん剤点滴と服用の化学療法を8クール受けました。
副作用後遺症で爪先からの出血と指先の肌荒れ、夏なのに冷たい物が持てない握れない。という状況を経験しました。抗がん剤を終えても、指先は脂っ気が無い。ツルツルで指紋が薄い、ATMやスマートフォンなど画面タッチでは反応がしない時が起きます。7年たった今でも指先はツルツルです。物を掴んだ時落とす事がよく起きます。
もう2度と抗がん剤の話を聞く状況になるとは。ステージ4でも考えなかったです。今回だけと考えていたんです。
いま余命1年と言われても、また同じ抗がん剤を受ける気が起きません。承諾しません。
初めて直腸がんになり、抗がん剤の治療を受けた理由は、左肺の腫瘍を根治する目的でした。しかし、左肺上葉にある2ミリの腫瘍が5年後。3月から5月の期間であっという間に23ミリほどのガンとなってました。抗がん剤で2ミリの腫瘍が消えていたわけではありませんでした。
抗がん剤を再びやってもダメージが強いだけ。そう考えて辞めたのでした。
そして、残るは放射線治療の話になるワケです。
放射線療法とは、放射線治療とは、どんなことして副作用は?聞いてみなけりゃわかりません。
聞いてみました。放射線治療。
放射線科のコンサル診察受けました。
待合室に人いるんですよね。
抗がん剤はクールという単位を使うんですよね。
放射線治療はグレイという単位のようです。
抗がん剤は、何度もいろいろな処方薬を変えてで行うことがあります。
放射線治療は一度だけです。
放射線を基本12回連続患部に照射とあります。
12日ほぼ毎日放射線を受けます。1日一回の4クレイ。この1クレイはなんだか知りません。聞くの忘れました。
思い起こせば、
気管支内視鏡検査で入院してた頃、放射線治療を入院で受けている方がおりました。
なんで、放射線治療を通いでなく入院で受けているのか疑問でした。しかし毎日受けるということで、通えない人が対象だったんでしょうね。病室では食欲はあるか聞いてました。今回話を聞いて点と点が繋がりました。
さて副作用と受けた後の後遺症が問題です。
残る後遺症は食道の機能が落ちる。食物を飲み込む機能として食道は伸びたり縮んだりして柔軟に動く。この機能が落ちる。元に戻ることは無いそうです。
食べる。体に栄養を摂取する大切な機能が落ちる。気管支がんで痰が出るのに、今以上に痰が出る。しかもこの時期は新型コロナの感染者が増加している時期です。副作用で肺炎が出る可能性があるのも考えものでした。
放射線科のドクターの話を聞いて、その場で脳裏に答えが出ました。こりゃーやらない方がいいな。辞めよーっと。食欲落ちて食べれない。これは私の(胃に)意に反します。
放射線治療を受けるとなると、単純CTで撮影して患部を特定してマジックでマーキングするんだそうです。先方は受けると思ってか看護師や担当となるであろうと思われる若い医師がおり、段取りしてた様子がうかがえました。が私が今帰るというと、すこし驚いてました。まさかの返答だったのでしょう。
放射線治療は最新の医療機器で実は病院で最新病棟ができた時に病院内に勤める看護師から内覧会があることを聞いて、内覧会でみてるんです。これが最新の放射線治療の装置なのかってね。ピンポイントで患部に照射する。従来より精度が高いらしいです。しかし放射線は患部だけでなく通過します。通過先にもダメージが出るんですよね。
それで食道に副作用後遺症が出る。
食べれなくなる。
皮膚炎は起きる。
今も血痰は出ますが、もっと出るってことです。
こりゃー辞めて正解でした。
当初、呼吸がきついと感じたり、咳が頻繁に出てました。今は落ち着いてます。
その理由は8月ごろに造影CTの撮影してから、ゆっくり述べたいと思います。