bajyuuのがん転移日記 気管がん余命〜危うい

同時多発性大腸がん、直腸がんステージ4、ストマ装着と抗がん剤、5年後肺がん転移で切除。翌年は気管支がん転移、いま気管にがん。

大腸がん(直腸とS結腸)転移の肺がんは腺がんでした。

 

[肺がん胸腔鏡手術]

「大腸がん転移」なのか「原発性肺がん」なのか切って検査しないとわからないという状態での二段構えで肺がん胸腔鏡手術を受けました。

 

開腹手術より身体ダメージは少ないです。術後すぐ動けました。

術後、薬が効いてか痛みはほとんんど無かったです。

手術を受けてから10日で退院しました。

 

脇の下の傷のダメージで腕を動かしにくい状態が少しあります。違和感を少なく感じて動かせるようになったのは術後、ひと月後ぐらい。半月間は腕を動かすのに支障が出ました。今コレを投稿しているのですが、かなり動かせます。開腹と比べ回復が早いです。

 

 

[術後の話し]

術後の翌日に太い管を抜きました。穴を自動で縫合してしまうんですね。びっくりです。少し構えてましたが、あっという間に終わってしまったんです。あっけなく抜けました。2本目の管の予備の管を抜くときもアレっていう間に終わりました。


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写真は入院中に2本の管を抜いた時に、自分で写真カシャッ!を撮った時のものです。写真右側の小さい傷はカメラ用でしょうか。小さい傷で済んでます。

 

脇の下肋骨付近は太い管が入ってました。ここに胸腔鏡手術の器具を入れたのでしょうね。テレビドラマで見るアレですね。

 

写真左側、いちばん大きな傷口は脇の下前側。縦に少し開いた感じです。ココから切除した肺上葉を特別な器具でシューッと取り出したのですね。ここの傷が一番ダメージ大きかったです。術後は胸の筋肉が引っ張られて肩が左右高さが違いました。傷口周辺が硬くなってくるので、少し痛くても動かさないとダメですね。(今はかなり具合良いです)

 

 

 

[今回の肺がん]

直腸とエス結腸の大腸がんの手術と抗がん剤からおよそ5年目にしてこの春に、左肺上葉に肺がんと判定されました。術中切除された肺がんは病理検査の結果「腺がん」であると最終判定されました。

 

5年前より肺がんの疑いアリで経過観察期間中は半年に1度胸部と腹部のCT造影剤検査を受けてました。疑いアリは結果は晴れませんでしたね。

 

当時(5年前)の検査のドクターは肺がんと判定していたと聴いてます。所見でドクターで意見が二分されてました。5年前はあまりにも小さく1ミリ2ミリと言う状態でありました。がんで悪性腫瘍なのか良性肉腫なのかわからないということでした。

 

それが……

5年して急に大きくなるモノなんですね〜。

 

 

[手術の時間]

私の肺がん手術に要した時間は5時間。うち正味3時間だそうです。

 

2時間は左肺上葉のがんを部分切除して病理検査の結果待ちに要した時間だったそうです。

 

手術中で、転移がんであるか、原発性肺がんかで、途中術式が変わることも予定されておりました。

 

手術中に私は麻酔で寝てます。苦労をかけたのはかみさんです。家族に親に、心配をかけました。なんども苦労掛けてゴメンなさい。

 

結果は、5年前の大腸がんの転移がん。

この当時はステージは3b。

手術を受けて、大腸がんからの転移でありましたので、ステージは4aと結果そーなるのかな。まあーステージはどうでも良いのです。よーはこれでひと段落着いてくれたらよい。

 

 

[転移無し]

肺の上葉部分切除で周囲のリンパ節を切除して病理検査をしたところ転移は無しということでした。最終的には肺がん切除で転移無しと言う段階です。

 

これでがんの打ち止めとなりました。という気持ちです。

 

 

 

[原発性肺がんでなくてよかったです]

左肺の上葉の部分切除を行い肺を縫合する。当初の予定通りの術式で済みました。

 

原発性肺がんでなくて良かったです。左肺上葉を全部の切除でなくてよかったです。もし摘出だと、声帯の神経に触れたりする事もあるそうで、そうなると声が出にくくなる後遺症がおきる事も考えられたからです。その他には動脈も切除することになり、輸血の可能性もありました。

 

私としてもそこまで行かないで終わると思って手術に挑みましたので、私なりには願っていたとおりの手術でおわりました。

 

 

[術後の経過良好で]

術後は、肺の水も順調に抜けて、肺からの空気漏れも無く、経過も順調でした。術後、2日目になる翌日には大きな管が抜けました。4日目には、予備用の細い管が抜けました。


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もし、肺の空気漏れが起きると、写真のような装備を介して14日間は機械とお供する病棟生活の延長をしなくてはならないことが起きます。

 

わたしは、全ての経過が順調に進み大変幸運でした。

 

太い管を抜く時、自動で縫合された針金糸は身体に違和感を感じてスッキリしませんでした。縫合された針金を抜糸してもらったとき、体はなんて楽なんだと感じました。

 

管が抜けて、シャワーが出来て頭を洗うことができた時は気持ち良いこと。サッパリしました。

 

 

 手術後は麻酔による影響で肺が縮んだ状態になるそうです。入院中何度かの定期レントゲン検査で、ドクターがぼそっと。肺が伸びてる♪という話してました。良いことのようです。

 

手術後2日ほどHCUにいて、一般病棟へ移りまして、自分の呼吸がどのくらい変わったのかを知りたくて1階から6階まで階段を上がってみました。

 

おもっていたよりも、ぜーぜーせず。息苦しさもない。もー少し息苦しさが出るのかと構えておりました。階段を上がって普段の感じで息が挙がるので、よかったです笑。

 

肺の上葉を部分切除する前と後での矯正肺活量にどの程度差が出るのか。検査を受けてみたいと考えております。

 

経過観察は呼吸器外科より、もと発症した大腸をみてもらった消化器外科の主治医の先生に戻ることになりました。

 

近々、消化器外科へ診察することになります。そこで今後どんな話が出るのでしょうか。お伝えしたいことが出来たらまた投稿します。

 

 

[退院して]

お昼に退院して、お昼はトンカツを食べました。トンカツ美味しいですね。消化器ではないので、なんでも食べれます。

 

入院はトータル14日間おりました。病院食のおかげで食は細くなりました。体重は4kg落ちました。ダイエット成功ですね。

 

 

 追伸:経過観察って4年でなく5年は観ないとダメなのかも。